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デカールに印刷する その7

デカールへの印刷が終わり、インクも乾いたら
いよいよ貼る作業に入ります。





しかし貼る前に、デカールそのものへのクリアコート塗布が必須なのだそうです。
デカールの説明書にもそのように記載があります。
デカールに印刷する その7_f0088350_21494350.jpg

まずはデカールをおおまかに切って、指定どおりにクリアを塗ります。
自分はクレオスの(グンゼって書いちゃいけないのね・・・)スーパークリアを使用しました。

ここで半光沢ではなく、光沢のクリアを吹くのがポイントです!
半光沢ですとデカール表面がざらつき、クモリガラスのようになってしまいます。

塗ったら当然乾くまで待つのですが、
塗布後、だいたい2時間くらい置いたところで貼る作業に入りました。
ここで乾かしすぎてしまうとクリアの塗膜が固まり、貼るときにひび割れたりするそうなので。。。

最初に、貼る対象となるコンテナの表面に、マークソフターを垂らします。
ソフターは水に近いので、表面張力のせいで水玉になると思うのですが
その水玉をまんべんなくコンテナ上に配置するようにします。

先ほどクリアコートしたデカールを水に浸し、30秒ほどしたら引き上げます。
ここんとこは普通のデカールと一緒だと思います。
貼るときには、ソフターの水玉の上にそうっと置くようにして、
デカール表面にソフターが着かないようにしてください。
デカールに印刷する その7_f0088350_21563537.jpg

コンテナにデカールを置いたところの写真がこちら。
水気のせいでデカールは膨れていますが、表面に水分の付着がほとんどないのがお判りでしょうか。
この状態のまましばらく放置し、デカールのみがソフターを吸って軟らかくなるのを待ちます。

そして、ここだ!と直感で感じたところで、やおらティッシュを表面に押し付け、
余分な水分とソフターを吸い取りながら、デカールを密着させてあげます。
今回の題材には微妙な凸凹がありますが、デカールは吸い付くように馴染んでくれました。

デカールに印刷する その7_f0088350_2211216.jpg

そして出来上がりです(写真上段)。
デカールに光沢クリアを吹いたこともあり、貼った直後はデカールばかりがテカりますが
表面保護のクリア(ここは半艶)を吹くとそんなに目立たなくなります。


以上、甚だムラ気の多い文章でしたが、
インクジェットデカールでオリジナルコンテナを作る作業の流れを紹介いたしました。
なにか足りないことや、質問がございましたら、はこべえまでどうぞ。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
by hakobei-lazybones | 2007-08-15 22:04 | デカール作成


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